御樋代木奉曵式 2005年06月11日
御樋代木奉曵式(みひしろぎほうえいしき)、参加して参りました。
先の浜参宮のときの股引の悪夢が脳裏を横切りましたが、やはり1度経験ているので、今回は実にスムーズにことが運び6月10日、いざ出陣!となりました。
御樋代木奉曵は、前日の「川曳き」、前々日の「のぼせ」と共に3日間行われる、2013年式年遷宮に向けて33ある神事の中で、一般人が携われる最初の神事で、小学生300人、をみな(おんな)衆300人、奉仕会メンバー400人の合計1000人が参加。3体のお木曳き車をそれぞれ曳かせて頂くこととなりました。
1体の車の重さはおよそ5t!御神木はおよそ1.5t!
宮川から上げられた御神木を外宮さんまで運びます。
このお木引き車。新潟の職人さんより奉納された、太さ5.5cm、長さ300m、の綱で曳くのですが、途中、休憩のときも地面に下ろすことは許されず車を止めるときはゴザを敷いてその上に巻き取っていくんですね。
じつはこの作業がかなり大変で、一方が150mの綱を弛ませることなく巻き取るわけで、総勢15人掛の作業です。「早よ巻けョー!弛ませんナ!」などの激と共に一丸となって巻き取る!
僕も初めてこの係になりましたが、無事に巻き取るとそれだけで拍手が湧き起こるんです。
そんなこんなで、途中休憩を挟みようやく「外宮さん」に到着。
無事御神木のお届けが済み、宮司さんより祝儀とお祓いを受け、神楽殿まで車を進めて、一日掛りの神事が終わりました。
写真は、宮司さんの手によって御神木がお木曳き車から降ろされるところ。
機械やクレーンなどは使わず、すべて手作業で行われます。
このあと、御樋代木奉曵式に参加したものは、普段は入ることのかなわぬ神楽殿の奥に通され特別参拝が許されます。
いよいよ来年から、お木曳きは本曳き!
各町がそれぞれ20年保管していたお木曳き車を持ち出しての参加ですね!