年越しそばを食べる理由(わけ) 2018年12月28日

年越しそば

いよいよ本年も残りがわずかとなってきました。

年の瀬といえば、その最終日は大晦日となるわけですが、暦では、毎月の最終日を晦日といい、最後の12月の晦日を大晦日。というらしいです。

その大晦日。

大晦日といえば年越しそばですが、大晦日に年越し蕎麦を食べるという風習は江戸時代から定着したとされます。蕎麦(そば)は長く伸ばして細く切って作る食べ物なので、“細く長く”ということから「健康長寿」「家運長命」などの縁起をかついで食べるようになったのが起源である、という説が一般的です。

「健康長寿」として、蕎麦に含まれる代表的な栄養素に「ルチン」(以前はビタミンPと呼ばれていたこともある物質)があります。毛細血管の壁を強くする作用がある、高血圧を予防すると言われています。ルチンは水溶性なので、蕎麦を食べる時にはルチンが溶け出しているそば湯を飲んだ方が良いとされてきましたが、現在では、そばのルチンは、ほとんど溶出しないことがわかってきています。

ところで、年越し蕎麦の由来には、ほかにも諸説があり、

・他の麺類よりも切れやすいことから「今年一年の災厄を断ち切る」

・金細工師が年の瀬大掃除の際、そば団子を作って金や金箔を集めたことから「年越しに蕎麦を食べると金が集まる(金運が上がる)。」等々があります。

 

次に「食べる時期(時間)」ですが、一般的には、12月31日の夕食の時に食べるか、もしくは12月31日のちょうど年越しの頃に…例えば除夜の鐘を聞きながら食べるかが一般的ですが、福島県の会津地方のように年が明けてから蕎麦を食べる地方もあることから、食べる時間には厳密な決まりはないようです。

ただ、年越しそばは、外食として食べるのではなく自宅で食べるのが習わしだそうで、江戸時代、有名な蕎麦屋さんでも大晦日は営業を止め、お持ち帰りのみとされていたそうです。

この一年が無事に過ごせたことに感謝し、「細く長く」という縁起をかついで(長寿を祈って)食べる年越し蕎麦。 いつまでも守っていきたい、日本の文化ですね。

 

 

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